痔瘻SEのブログ

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富士登山~一生に一度は登ってみたい!?~

先日(2011.07.30土曜)、人生初の富士登山に行ってきました。 <装備> 富士登山に備えて予め装備をネットとかで調べて下記のものを持って行きました。

  1. ザック
  2. トレッキングシューズ
  3. レインウェア
  4. 帽子
  5. 軍手
  6. 登山用ストック
  7. 食料、おかし
  8. 携帯灰皿とライター
  9. 日焼け止めクリーム
  10. サングラス

ザックは家にあるものを持って行ったのですが、やはり登山用の軽いものがいいと思いました。常に背負いますからね。 レインウェアは役立ちました。標高の高いところで雨に降られると雨ガッパでは機能しません。 100円の電子ライターは7合目より上ではなぜか全く火がつきません。石の100円ライターなら大丈夫です。<いざ日帰り登山> 今回、大学時代の友人夫婦と中一の息子とアラフォーおっさんの私の4人パーティです。と書くと登山なれした人だと思われそうですが、登山は全くの初心者です。先導してもらった友人夫婦は三島在住なので私の友人クロちゃん(旦那の方)は4回目、奥さんも2回目ということで、何から何まで任せっきりでした。 朝の4時起床して、2合目にクルマを止め、そこからバスに乗り、富士宮口五合目に6:45に到着しました。当日はあいにくの曇りで五合目はすっかりガスで周りの景色が見えない状態でした。五合目で1時間カラダを慣らして、7:40に登山開始です。ちなみに全ての行程において、クロちゃんの先導のもとです。 032.jpg 左が私、右がクロちゃん。 ルートを見ながら、このときはウキウキ。
8:00 六合目到着。ちょろいやん。これで残り4合ってことは1/5はクリア!と思っていました。 改めてルートを見るとそんな訳ない。普通にいくと山頂までの行程は6時間... 014.jpg まだ、ガスで周りがあまり見えませ~ん。
9:03 七合目到着。「結構、順調じゃないの」と思ってましたが、これは新七合目で元祖七合目っていうのが、まだあるらしい。「なんじゃそれっ!」と思いましたが、まだ序盤戦。気を取り直して、その新七合目をめざして出発! 015.jpg 登りはじめなので暑いっ。 すっかり炭鉱に出稼ぎに来たオヤジ。
016.jpg すこしガスが晴れて、宝永山が見えてきた。
そして、10:00 元祖七合目到着。うん、うん、順調。
019.jpg 下を見たところの写真。
さて、八合目に出発!ここからが結構道のりが遠い。途中、雨風に強く、レインウェアを着るが、雨が冷たい。。。 12:30前、やっとの思いで、九合目到着。ふぅ。かなり厳しい。息子も弱音吐いて、「俺を置いていって。」 「ここまで来たから、もうちょいや。がんばれ!」(俺自身、心折れそうだ。) 五合目でFacebookにもtwitterにもつぶやいてしまったので、ここで断念するわけにいかんっ。 しかし、少し登るだけで心臓ばくばくですぐに動けなくなる。3分登って、1分休むって感じ。 さらに、手がしびれてきた。まさにこれが高山病か!つらいッス。 13:30前、九合目五勺に到着。 024.jpg これはなんと気が利く9.5合目。 六合目はぬか喜びだが、ここで一息付けるのはマジで助かる。
ここからさらにつらい。心拍数がすぐ上がって、足が動かない。2分登って、1分休むって感じ。 かつてオヤジが富士山登ったときに、すぐそこまでが登れないって話を小さい時に聞いたのを思い出した。まさにこれだ。息子も限界だが、もう少しなのでなんとか頑張るっ。 ついに、ついに、14:20頃、山頂到~~~~~着!!!!! 036.jpg 頑張ったよ、我が息子、俺、そして友人夫婦。
山頂で、友人奥さんが用意してくれたおにぎりとおかずとカップヌードル。どれもサイコーにうまいです。これほどうまいと思ったおにぎりはないかも。 しかし、本当の山頂って「剣ヶ峰」っていうのが見える。とても行くパワーがない。

クロちゃん:「剣ヶ峰は時間もないからやめよう。」 俺:(その言葉を待ってたよ。) 「残念やけど、やめるか。」

火山口は到着したときは見えていたのに、食事後に見ようとしたら、ガスがでて全く見えない状態に。 約1時間、山頂にいて、15:20頃、下山開始。普通にいけば、下山は登るときに半分ぐらいらしい。 確かに下りは登りに比べて全然息は楽だし、休憩せずに降りていけるのだが、ここで雨が強くなってくる。 すっかり軍手は雨で濡れて、手が冷たい。息子の手も悴んでつらそう。 1時間で九合目まで来たが、このペースで行くと帰りのバスに間に合わないかもしれないとクロちゃんが言い出した。 ここからさらにほぼ無言で全員降りていくが、降りるときは太ももの前の筋肉に負荷が掛かり、これはこれで厳しい戦いになってきた。息子も遅れがちで弱音が出てきた。

息子:「ヘリ呼んでくれ。」 「パパ、おぶってくれ。」 俺:「俺も同じ気持ち。」「もうちょいや、頑張れ」 (とは、自分自身も思えていない。)

なんとか、18:45に元の五合目に到着。ひょっとしたら、山頂に到着したときよりもうれしかったかもしれないほど、疲れ果てていた。 なんとか最終19時のバスにも間に合って、友人宅に向かった。 <総括> 富士山山頂登山は、かなり厳しいです。 クロちゃん曰く、よくいうのが、富士登山、登らない馬鹿。二度登る馬鹿。」 確かに一生に一度でいいと思いました。 帰りのクルマの中で、息子に感想を聞いたら、「登山はこりごり。」とのこと。

俺: 「将来は山岳部に入ることもないな?」  息子:「ない!(きっぱり)」 俺: 「山ガールが付き合ってくれって言われたどうする?」  息子:「付き合わん!(きっぱり)」

息子は頑張りました。本当に。すっかり大人になったように思えました。 しかし、今後、登山と山ガールを愛することはないでしょうね。